ブヨブヨに伸びきったお腹の皮がなおらない!
日々忙しく過ごされている方や家事・育児に追われて自分の時間も取れずにいる方の中には、お風呂や洗面所で自分の姿を見るたびに「ああ、痩せなきゃ・・」と思う方も多いのではないでしょうか。
とくにお腹まわりからお尻など、人からの見た目がとても気になるボディラインは気になるもので、軽めのダイエットなどではなかなか太る前のサイズに戻らないため、もう2度と以前のようなスタイルを取り戻せないのではないか、このままオッサン・オバチャン体型になってしまうのではないかと不安になりますよね・・。
今回はそんな引き締まらないボディラインのなかでも特に気になる「お腹の皮たるみ」の悩みについて、伸びきってしわしわになった皮を張りのある状態にするためのポイントを紹介します!
この記事をきっかけに、がんばってもなかなかもとに戻ってくれない手ごわいお腹の皮膚のたるみをやっつけちゃいましょう!
アタシもお腹のたるみ、どうしてもなくならないんだよー。ぶよぶよだよー。
あおいは最近ダイエット始めたけど、お腹の皮のたるみも今のうちからケアしていこうね!
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もくじ
お腹の皮はなぜ伸びる?

身体の皮膚が伸びる原因はいくつかありますが、大きく分けると次の3つになります。
- 皮膚の弾力が低下する
- 皮下組織が減少する
- 筋力低下・緩む靭帯
この3つはお腹周りだけでなく、顔や背中、ふとともなどにも共通するたるみの原因なので、ひとつずつ確認していきましょう。
皮膚の弾力低下

私たちの身体を外の刺激から守ってくれる役割を担う皮膚は、加齢や乾燥などが原因で徐々に衰えていきます。
皮膚機能の低下は、①角質内の水分量低下がおこり、②代謝の停滞し、③肌表面のバリア機能が低下という順に進行していきますが、進行していくと皮膚は弱まった防御力を補うために、表皮自体に厚みを持たせようとします。
しかし私たちの体を覆う肌全体の厚み自体はさほど厚くなったり薄くなったりといった変化が起こらないため、皮膚は自らの角質内の水分量を減らして乾燥することで肌を固くしようとしてき、結果的に肌を柔らかく保つための真皮層部分のボリュームが減ってしまいます。
皮膚が乾燥すると肌の張りと弾力がなくなるのはこのためで、スキンケアにおいてスキンケアクリームなどによる保湿がいかに大切なのかがうかがい知れますね。
また食べ過ぎやストレス、加齢などによって大きく太ってしまうお腹は、大きくなるにつれてお腹周りの皮膚が薄く伸びきった状態になっていきますが、これも結果としては真皮層部分が薄く伸びきっている状態であり、乾燥しやすくなっています。
特に女性の場合は、ホルモンバランスの乱れやストレスなども原因で肌が乾燥する場合も多いため、これさえやれば肌乾燥なし!という対策は難しいですが、ダイエットでお腹のたるみが取れやすくするためにも、定期的にクリームや保湿液などを利用して、スキンケアを習慣化することで、お腹の皮が元に戻りやすくなりますよ!
皮下組織が減少

子どもや20代のころの皮膚は皮下脂肪も厚く、それを支える皮膚にも張りがあるため、皮膚が重力で下に降りてくるのを防ぎ支えてくれます。
ですが残念なことに、人は加齢とともに皮膚の張りが衰え、重力によって下に降りてきてしまうのを防ぐことができなくなってしまいます。
それに引っ張られる形で、その皮膚の周りの脂肪や筋肉も下の方に垂れ下がっていき、徐々にたるみも大きくなっていってしまうのです。
これはダイエットを行う年齢にも大きく関わっており、当たり前ですが35歳でダイエットをする場合よりも、20歳でダイエットする場合のほうが圧倒的にたるみが早くなくなります。
最近の健康志向から、中高年の方がダイエットを始める場合も増えてきましたが、その結果としてダイエットしてもなかなか元に戻らず伸びきってしまうお腹のたるみについての悩みも多く聞くようになってきました。
筋力の低下

筋力の低下やが皮膚のたるみに影響すると言われてもいまいちピンとこないかもしれませんが、じつは密接な関係があります。
運動不足などで筋力が低下すると、筋肉や脂肪を持ち上げる能力が低下するため、全体的にたるんだ体型になりがちです。
そして弱くなってしまった筋肉は、皮下脂肪がたっぷりついて重くなっていく皮膚を支えるためにさらなる負担がかかってしまい、皮膚がたるまないように支える機能もどんどん発揮できなくなってしまうのです。
皮膚のたるみを解消するために筋力アップをするというのはなかなかイメージがわきにくいですが、少しでも筋肉が皮膚の重みの負荷に耐えられるように、インナーマッスルやお腹周りの筋肉を鍛えるためのエクササイズが有効です。
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伸びた皮は戻るのか
結論から先に申し上げると、基本的に妊娠で伸びてしまったお腹の皮は元に戻ります。
ただし上でもご紹介したとおり、加齢に伴う皮膚の衰えや筋力不足などによって思うように戻らない場合もあり、もとに戻りやすくなるようなケアや心構えが必要になります。
ケアしなくても自然に戻る?
人間の皮膚にはもともと体にピタッとフィットするように、自然に再生する機能が備わっています。
そのため1~2キロの体重を落とすダイエットをしたくらいであれば、お腹などの皮がたるんだりはしません。
ですが日ごろの不摂生やストレスで大きく膨らんだお腹によって長期間引き伸ばされた皮膚は、効果的なダイエットを行うことで一気にしぼむため、いきなりキュッと元に戻ることはさすがに難しいです。
そのため、ダイエットなどで元に戻り切れずに伸びきったお腹の皮を以前の張りのある状態に戻すには、本来人間に備わっている「再生能力」を強化する必要があるのです。
伸びきった皮をもどすには
では実際に、伸びきってしまったお腹の皮を元に戻すには、どんなことをすればよいのでしょうか。
ここからはお腹の皮を戻すために具体的に行うことができる取り組みについてご紹介します♪
筋肉トレーニング

たるんで伸びきった皮を元に戻すには、皮を引っ張り上げて支えるための筋肉を鍛えるのは不可欠です。
筋力アップはそのまま代謝機能の向上にもつながりますので、気になるお腹周りの皮を元に戻すだけでなく、ダイエットそのものの効果アップも期待できるので一石二鳥!
ただしダイエットをし始めたばかりの筋肉は、突然のエクササイズで傷つき疲れ切っているため、急に激しいダイエットメニューを行うのは怪我や体調不良にもつながるので逆効果です。
日ごろ弱ってしまっている下半身の筋肉や、骨盤底筋や腹直筋と言ったお腹まわりのインナーマッスルを少しずつ鍛えていくのがおすすめです。
骨盤の矯正

特に女性の場合、月経や出産などによるホルモンバランスの変化によって、骨盤のゆがみや姿勢の悪化が起こりやすくなります。
それを防ぐためにお勧めなのが骨盤矯正です。
骨盤がゆがんでいると、骨盤を支える筋肉や靭帯に余計な負荷がかかってしまい、皮膚のたるみを戻すどころの騒ぎではなくなってしまうだけでなく、骨盤、内臓、筋肉、人体が不安定な状態になり、お腹周りの皮膚の再生に不可欠な血流やリンパの滞り、皮膚を引っ張り上げて安定させる筋力不足を招く恐れがあるのです。
女性にとって骨盤矯正は、ポッコリお腹の予防とおなか周りの皮を元に戻すために必ず行うべき取り組みのひとつです。
マッサージ

お腹や太ももなどの木になる部分を軽めにマッサージするのも、伸びてしまった皮膚を元に戻すためにはとっても有効です!
マッサージといっても、肩こりをほぐす時のようにグイグイもみほぐすようなマッサージは必要なく、痛みが起こらない程度に優しく揉んだりさすったりする程度で十分効果があります。
マッサージによって血流とリンパの滞りを改善でき、結果として気になる肌の新陳代謝が活発になることが期待できます。
マッサージは一日数回程度、継続して行うのが効果的ですので、お風呂上りや寝る前、休憩時などご自分のなかで習慣化すると継続できますよ^^
マッサージを行う際、保湿目的のクリームを利用することで、同じく肌の再生に不可欠な保湿を同時に行うことができるのでおススメです!
男性は保湿に気を使っているかたは多くないかもしれませんが、ダイエットのために引き締まった体を手に入れるためには皮膚のケアも欠かせません。
がっちりした筋トレだけでは皮膚のたるみは戻りにくいので、このようなソフトなケアも同時に行っていきましょう。
ビタミンBを摂る

口内炎などの粘膜の異常にビタミンBが有効というのは、なんとなく耳にしたことがありますよね。
特に粘膜や皮膚、血液などの新しい細胞を生成したり修復したりする効果を助けるビタミンB6とやビタミンB2、B9(葉酸)を同時に摂取するのがおすすめで、それぞれが相乗効果を発揮して、新陳代謝を大きく向上させてくれる効果が期待できます。
理想は食べ物から摂取できることですが、食事から十分な量のビタミン類がとれないときは、市販のビタミン剤やサプリなどで補うのもよいでしょう。
保湿

記事の前半で、皮膚が乾燥すると肌の張りや弾力がなくなることをご紹介しましたが、やはり乾燥は肌の新陳代謝を妨げる大きな原因の一つです。
中高年の方やダイエットがなかなかうまくいかない方の肌は伸びきっていることだけでなく、乾燥しがちです。
そのため、乾燥を防ぐ取り組みをするだけでも、伸びたお腹の皮を戻す力手助けになるのです。
保湿目的のクリームであればたいていどんな製品でも利用でき、新しく購入しなおす必要はありませんので、自宅に残っているクリームでケアしていきましょう。
お腹の皮が元に戻るまで保湿は続けてほしいですが、そのためだけに値段が高い妊娠期間向けのクリームを買いなおすのはお財布にも優しくありません。
保湿系のクリームやオールインワンゲルはもちろん、安価なものであればニベアクリームなどでも十分効果が期待できるので、まずは欠かさず保湿を続けることを大切にしましょう。
まとめ
加齢や肥満などで大きくなったお腹のせいで伸びきってしまうお腹の皮。
自然に元の状態にもどると思って何もケアしないでいると、いつの間にか皮下脂肪もついてだらしなくたるんでしまうことも多いです。
やはりダイエットの効果を最大限に高めるには、お腹の皮のケアも集中して取り組むことも大切です。
ですが、トレーニングを始めたばかりの方は、筋トレなどでおこる筋肉痛など、体に痛みがある状態で無理なマッサージやエクササイズを行うのは厳禁です。
くれぐれも急なエクササイズは行わず、皮膚のケアも欠かさずに長い目で痩せ体型を取り戻せるようがんばっていきましょう!