こんにちは、もへじです。
突然ですがみなさんは職場や同じクラスの方と上手にコミュニケーションをとれていますか?
実際のところ、「オレ、人と会話するのめっちゃ得意だし、コミュニケーションとか余裕!」という方は少ないのではないでしょうか。
特に日本人は外国人に比べると物静かでクチ下手というイメージが強く、自分たち自身もコミュニケーション能力が足りないと感じている方が多い民族です。
さらに最近ではコロナ渦ということもあり、以前に比べて対面での会話をする機会もグッと少なくなっており、ますます他人とのコミュニケーションにストレスを感じる方が増えています。
そこで今回は、とあるコールセンターで7年管理職を務めた私が、コミュニケーションが苦手と感じているあなたに「コミュニケーションが上手になる方法」を伝授します!
もくじ
コミュニケーションの土台を作ろう!

他人とコミュニケーションをとる場合、いきなり自分の話したいことをベラベラと話始めたって、うまく会話は回りません。
実はコミュニケーションをうまく取りたい場合は、まず最初にコミュニケーションの土台作りを意識することがとても重要なんです!
とはいえ、漠然と「土台作り」と言われても、具体的になにをどうすればよいのかわかりませんよね。
コミュニケーションを円滑に進めるために必要な土台とは、ズバリ「信頼の構築」するという内容になります。
特に初対面の相手とコミュニケーションをとる必要があるシーンを想像してみてください。
初対面の相手ですので、当然ですがお互いに相手のことをよく知りませんし、そこに信頼関係などはまだありません。
ですがコミュニケーションをとる最初の段階でいくつかのスキルを利用することで、意図的に意図的に信頼感を持ってもらうことができるのです。
ここからは、コミュニケーションの土台作りともいえる「信頼構築のステップ」において効果的なキルについてご紹介します。
そのスキルとは、ズバリ以下の3つになります。
- ミラーリング
- ページング
- 交流分析
ここからはこの3つの効果的なスキルについて詳しく解説してきますね!
スキル1:ミラーリング

コミュニケーションの土台作り、「信頼構築」のステップで利用できるスキルのうち、最初に紹介するのは「ミラーリング」という技術です。
これはその名の通り、コミュニケーションをとる(とっている)相手がしている仕草や表情などを、まるで鏡に映っているように同じことをする、という内容です。
よく恋愛成就のスキルとして、好きな相手と会話中に仕草をマネする!なんて話、聞いたことありませんか?
実はこの恋愛テクニックも、今回取り上げた「ミラーリング」というスキルを取り入れたもので、もともとは心理学でいうところの「類似性の法則」を応用した内容になっています。
類似性の法則とは、「人間は自分と共通している点がある、または似ているところがある人に親しみを覚える」ということで、好意や親しみを感じている人とコミュニケーションをとっていると、自然と相手の仕草や表情に近いことを無意識に行ってしまうというものです。
コミュニケーションにおけるミラーリングのスキルは極端に言うと、この「好意を持っている相手の行動を無意識にマネしてしまう」という習性を応用し、「相手の行動を意識的にマネして好意を持たせる」技術になります。
相手の仕草や行動をミラーリングすることで、コミュニケーションをとる相手に対して「私はあなたに好意をもっているよ!」というメッセージを送り、信頼感や親近感を持ってもらうよう働きかけることができるのです。
あー、テレビで見たことあるよー!好きな女の子が自分のクチビルや髪の毛に触れたらそのしぐさを真似してみる!みたいなヤツ!
そうそう、それがミラーリングのスキルなのさ!
でもさ、相手から変な目で見られるんじゃないかな~とか考えちゃって、実際には試せたことないんだよねー。
実際に行う際のコツは、とにかくさりげなく・なんとなく相手の真似をしてみる、だよ!あんまり露骨に真似をするとあおいが心配しているとおり、警戒されちゃうからね。。
スキル2:ページング

コミュニケーションの土台作りに役立つ二つ目のスキルは「ページング」です。
ページングとは、声の大きさやトーン、テンポなどを相手と合わせ、相手のペースやリズムに合わせるといった内容になります。
このページングも、もとはミラーリングと同じく心理学の中で出てくる用語で、コミュニケーションに取り入れることで、スムーズな人間関係を築くために有効なスキルです。
ページングはコミュニケーションをとる(とっている)相手の「話し方」「呼吸」「相手の状態」に注目して、合わせていくことといった内容になります。
このスキルは時に対面でのコミュニケーションが難しい現在の状況で大いに役立つので、ぜひ身に着けてほしいスキルです!
このスキルの効果を最大限に生かすために、今回は別記事でも紹介している「ボイスチェンジ」や「マジックフレーズ」などのスキルと合わせるとより効果的だよ!
①話し方
ひとつ目のポイントである「話し方」で注目する点は、コミュニケーションをとる相手の声の大きさや話のスピード、声のトーンや声の高さなどです。
相手が早口&大きな声で話してくる場合は心理的には急いている・早く内容を伝えたいといった思いがあるはずですし、ゆっくりしたペースで話をしてくるときは落ち着いて話をしたいと思っているでしょう。
そのペースに合わせてあげることで、ああ、この人は自分の話したいペースにのって同じ気持ちでコミュニケーションをとってくれるんだな、という安心感を与えることができるのです。
②呼吸
ふたつ目のポイントである「呼吸」は、例えば相手の息遣いや肩の上げ下げ、胸やお腹の動きを観察して、自分も相手と同じリズムの呼吸に合わせることがポイントになります。
中が良かったり、チームワークが取れている仲間に対して「息がぴったり」という表現がありますよね。
この言葉からもわかるように、信頼関係が気づけている相手とは「息が合う相手」ということなので、それを意識的に行うというのがこの「呼吸を合わせる」というスキルになります。
③相手の状態
みっつ目の「相手の状態」とは、コミュニケーションをとる相手の表情や感情、テンションなどを感じ取り、それらを相手と合わせていくという内容になります。
相手がうれしそうに話を始めたら一緒にうれしそうに話す、怒っていてテンション高めの時は同じテンションで相手が怒っている対象に対して一緒に怒ってみせる・・。
相手の心理状態に寄り添うことで、他のスキルと同様に「この人は私の気持ちを分かってくれる、話を聞いてくれる」という信頼を得ることができるのです。
美味しいものを食べているときに、一緒に「美味しいね!」と言ってくれるひとって信頼できるよねー。
最初はそんな感じで気軽に相手の感情に共感しながら相手の状態に合わせていくのがコツだよね。
スキル3:交流分析

交流分析とは、相手の仕草や行動、話し方などから「どの傾向が強い性格なのか」を分析し、相手の傾向に合わせた話し方や関わり方を選んで実践していく技法になります。
例えば自由で飽きっぽい性格の相手であれば、斬新で飽きさせない抑揚のある話し方が効果的ですし、数字・データ重視の性格の相手であれば、具体的な数字や調査結果を織り交ぜた会話をすることでこちらの話に興味を持ってもらうことができます。
もちろん初対面の相手がどんな性格・性質の持ち主化を瞬時に読み取るのは簡単なことではありませんが、きちんと学び訓練することで、時間をかけずに相手に合わせた正しい対処方法を実践できるようになります。
私はこんなタイプの人間なんだーっていうことをいう人って結構いるけど・・・
それは相手の自己評価であって、客観的な分析に基づいたものではないよね。
交流分析はあくまで他人を客観視したうえで性格・性質を見定めることを目的としたスキルなんだよ。
まとめ
コミュニケーションを上手に行う上で大切な「土台作り」についていくつかその方法をご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
コミュニケーションは建造物を作るときと同じくとにかく土台が大切で、相手との間に「信頼関係」というしっかりとした土台がなければ円滑な会話はできません。
逆にしっかりと信頼構築が出来さえすれば、その先に続く会話やコミュニケーションが心地よく回っていくこと間違いなしです。
ぜひ皆さんも今回ご紹介したスキルを意識的に実践して、スムーズなコミュニケーションが取れるよう土台作りにチャレンジしてみてくださいね!