【コミュニケーションテクニック】会話が下手な人におすすめな「ボイスチェンジ」とは!?

会話,下手 コミュニケ―ション講座

こんにちは、もへじです。

今回はコミュニケーションを円滑に進めるテクニックの中から、今日からでもすぐに実践できるお手軽なコミュニケーションスキルのひとつ、「ボイスチェンジ」についてご紹介します。

自分は会話が下手でうまく相手とコミュニケーションが取れない・・そんな誰しもが感じている悩みを解決するきっかけにしてもらえればうれしいです!

それでは早速ご紹介してきましょう!

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会話が下手・・・悩める日本人

会話,下手

会話がうまく進むかは最初の一言目で決まる!

冒頭からいきなりパワーワードを出してしまいましたが、みなさんは突然この「会話の成功失敗が一言目で決まる」という話を聞かされたらどんなことをイメージしますか?

ではズバリ当ててみましょう。

「まぁ、なんとなく言いたいことはわかるけど、実際何言いたいのかはよくわからない」

だいたいの方は、こんな感想を持ったのではないでしょうか。

なぜそんなモヤっとした感想になるかというと、実は私たちは日ごろから、特別な意識をせずに他人とかコミュニケーションをとっているからなんです。

自分のコミュニケーション能力に自信がある方もいらっしゃるとは思いますが、実際のところ多くの日本人は「自分はコミュニケーションが下手」という意識を強く持っています。

それはそんな苦手意識があるにもかかわらず弱点克服の方法を考えて対策しないからに他なりません。

ですが安心してください。

今回は10年近くコールセンターの管理職を務め多くのオペレーターの教育を行ってきた私もへじが、コミュニケーションが下手だと悩んでいるあなたでも即使えるコミュニケーションスキルを一つ、伝授します!

今回ぜひ身に着けてほしいスキルはズバリ「ボイスチェンジ」という技法です!

ボイスチェンジとは

会話,下手

ボイスチェンジと聞くと、皆さんはいわゆる「ボイスチェンジャー」という声色を変化させる機械を連想するのではないでしょうか。

よくニュースなどで一般人や容疑者などの声を甲高い声や野太い声に変化させてる、アレです。

まぁ声色を変化させるという意味では大きく外れているわけではないですが、コミュニケーションスキルにおける「ボイスチェンジ」とは、会話の序盤で声の調子を変化させることで相手との信頼関係を気づくためのテクニックのことを言います。

な~んだ、そんなのいつもの会話で当たり前にやってるよ!という風に感じる方も多いかもしれませんが、このボイスチェンジは、正しいタイミングと使い方を押さえるだけでその後の会話を超スムーズに進めることができる素晴らしいテクニックなんです!

実際私もコールセンターでオペレーターの初期教育をする際、必ずと言っていいほど最初の段階でこの「ボイスチェンジ」を習得させるように教育していました。

会話のプロが集まるコールセンターにおいても、それくらい基本的で効果的なスキルなんですよ!

どうです?少しボイスチェンジについて興味がわいてきましたか?

それではここからはコミュニケーションスキルのひとつ、「ボイスチェンジ」について詳しくご紹介していきます!

ボイスチェンジのやりかた

会話,下手

コミュニケーションスキルである「ボイスチェンジ」の具体的手順は以下です。

  1. 最初の言葉は元気よく!
  2. 相手の一言目の様子を読み取る!
  3. 声のトーンとテンポを変化させる!

ここでご理解いただきたいのは、ボイスチェンジをはじめとするコミュニケーションスキルは受け身のスキルではなぐ、あくまで攻めのスキルだという点です。

コミュニケーションが円滑に進むためのきっかけをこちらから作ることで、会話の主導権を握ることが大きな目的でもあります。

ボイスチェンジも同様で、会話の最初の段階からスキルを駆使して主導権を握るということを頭に置きつつ、次から説明する具体的な方法を覚えていきましょう!

①最初の言葉は元気よく!

最初の言葉は元気よくというのは、会話の最初、第一声をとにかく明るく高い声で!ということを意味しています。

なぜ最初の言葉を高い声で元気に発することが大切かというと、次に相手の反応に合わせて声の高さを簡単に下げることができるからです。

声を下げるってどういうこと?と思われるかもしれませんが、この声の高さの上げ下げは、次に続く「相手の一言目の様子を読み取る」、そして「声のトーンとテンポを変化させる」という手順に進んだ際にボイスチェンジの肝となるポイントとなります。

そのポイントは後程説明させていただくとして、ここで声を高く元気に出すときのコツを一つご紹介します。

人間は自分では元気に明るく言葉を発しているつもりでも、思ったよりも元気で大きな声が出ていないもので、会話の相手には自分のイメージ通りの明るい印象を与えられていない場合がほとんどなんです。

ですので私が新人オペレーターにボイスチェンジのスキルを教えるときは、自分が思っているよりも2オクターブ高い声を出すつもりで、3メートル先に立っている人に声を届けるつもりで言葉を発するように、と説明するようにしていました。

みなさんもまずは自分が思っているよりももっともっと高く張りのある声を出すように意識してみてくださいね。

相手の一言目の様子を読み取る

会話の出だしで高く元気な声を発せられたら、それに対するコミュニケーション相手のテンションや雰囲気、声のトーンをつぶさに観察しましょう。

早口で明るい声ならうれしいことがあったのかな?と想像できますし、反対に低く小さな声なら静かな怒りを秘めているか、悲しい気持ちなのかもと判断できるわけです。

また低い声で大きな声なら文句やクレームといった会話に発展する可能性を考慮しなければなりませんので、とにかく相手の声の高さやテンポ、雰囲気などを感じ取ることに感覚を研ぎ澄ましましょう!

声のトーンとテンポを変化させる

こちらの高く元気な声に対して相手からのリアクションの雰囲気や声の様子を感じ取れたら、いよいよボイスチェンジの最終段階となります。

ここからは意外と単純で、会話の相手から明るい雰囲気の返しが来た場合は、明るいトーン、元気な声量のまま会話を続けます。

逆に②のステップで相手の声の様子が暗い、小さい、重い雰囲気だった場合、こちらは声のトーン、ボリュームを段階的に落として、最終的に相手と同じ程度まで合わせていきます。

ここで「①最初の言葉は元気よく!」でご紹介した「自分が思っているよりも2オクターブ高い声を出すつもり」で第一声を出したことが効果を発揮します。

いま実際にやってみていただければわかりますが、最初に元気で高い声を意識的に出しておくと、そこから2~3段階に分けて声のトーンを落とすのが簡単にできると思います。

逆にいつもの声のトーンで会話を始めてしまうと、声のトーンを落とす幅が狭くなり、1オクターブも下げることが難しいのではないでしょうか。

そう、最初にできるだけ高いトーンの声から会話を始めるのは、声の下げ幅を十分に確保するためなんです!

特にこのボイスチェンジというテクニックは、何かを親身に聞いてほしいと思っている相手に効果抜群で、最初のテンション高めな出だしから徐々に声のトーンを落としていくことで、「親身になって聞いてくれる」と感じてもらうことができる効果を発揮してくれるのです。

ボイスチェンジのポイント

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最初の30秒ほどで第一声から声のトーンと大きさを相手と同じ程度に調整する作業が整ったらもうこちらのもの。

元気でハイトーンな第一声に対して元気な反応を示した相手、暗い返しで来た相手、どちらの場合でも会話の主導権はあなたが握った状態になっています。

ボイスチェンジで段階的に声のトーンと大きさを相手に合わせることで親身になって話を聞いてくれているという印象を相手に感じさせることができるので、会話相手が話しやすい環境ができ、コミュニケーションを円滑に進める土台ががっちり作られた状態になるんです。

なおボイスチェンジを実施する際、相手が元気な返しをしたときもそうでないときも、会話のテンポは段階的にゆっくりにしていくということがポイントになります。

相手がうれしい・楽しいといったプラスの感情の場合はどうしても会話のテンポが速くなりがちですが、こちらが意図的に会話のスピードを緩めることで、落ち着いて自分の喜びを受け止めて共感してくれる!という印象を与えることができます。

逆に悲しい、怒りといった感情をもった相手であれば、最初のハイトーンの第一声から声の高さを落としていきつつ言葉のテンポを緩やかにすることで、しっかりと自分の言い分を聞いてくれる!という印象を与えることができます。

どちらにしても会話のスピードを意図的にコントロールして緩やかにすることは、コミュニケーションの主導権を握るのに非常に有効なんです。

まとめ

コミュニケーションスキルの中で、誰でも簡単に、しかもすぐに始められるテクニックの一つ、「ボイスチェンジ」についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?

ボイスチェンジの効果的な実践方法をまとめると以下のようにいなります。

  1. 最初の言葉は元気よく!
    • 会話の第一声は自分が考えているよりも2オクターブ高い声で開始する
  2. 相手の一言目の様子を読み取る!
    • 相手の一言目の声の高さ、テンポ、大きさを読み取る
  3. 声のトーンとテンポを変化させる!
    • 相手の言葉と雰囲気から陽の感情を感じたら声の高さと大きさはそのままキープ
    • 相手から悲しみや怒りの感情を感じたら、声の高さを段階的に落とし、ボリュームも下げる
    • ただしどちらの場合でも、会話のテンポは意識的にゆっくりにしていく

このやりとりを会話が始まった30秒くらいまでに完了できればしめたもの、相手には「この人は会話をしっかり聞いてくれる」という信頼感を感じさせることができ、その会話は常にあなたのペースでコントロールすることができるようになっているはずです。

仲の良い相手であれば、普段から意識せずともこれらのやり取りができている場合もありますが、意図的にこのボイスチェンジのテクニックを使うことで、どんな会話でも円滑に進める土台作りができます。

ちょっとしたことですがすぐに効果を感じられると思いますので、ぜひ今からでも実践してみてくださいね!

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